明快◎けいざいニュース

今話題のチャットGPTとは?

  • けんた
  • 熱血先生
  • しょうこ

けんた

先日ニュースで、AI(人工知能)がインターネット上で様々な質問に答えてくれる機能について特集していました。

熱血先生

「対話型AI」の1つ、「チャットGPTChatGPT)」と呼ばれるものだね。僕も最近、試してみて、問いかけに何でも答えてくれるのでビックリしているよ。専用のウェブサイトを通じて、質問などを入力すると、スピーディに返事がもらえるんだ。例えば、「東京の観光名所でお勧めは?」とか、「健康的な食事の献立は?」とか、「筋肉トレーニングのメニューを作って」とか、そういう質問や要望にAIが答えてくれるんだよ。

しょうこ

面白そうですね。

熱血先生

これまでも、わからないことがあった場合、自分でいろいろなウェブサイトを検索して情報を取ることはできた。でも、その作業は結構手間がかかることもあったから、それをチャットGPTがやってくれるとなれば、作業の効率化にもつながると期待されているよ。それから、僕が入力した質問に対して、あたかも人間のオペレーターが説明してくれるような自然な対話形式の文章で返答がもらえるのも魅力だね。速さももちろん、その精度の高さ、きめ細かい対応が、話題になっているんじゃないかな。僕もまだ完全に使いこなせていないけど、条件を入力して、「こんな文章を書いてください」とか、さらに、書いてもらった文章を外国語に翻訳してもらうとか、幅広い分野のお願いにも対応してもらえるみたいで、その対応力もどんどん高度なものになっている。最近は人手不足も問題化しているから、企業の問い合わせ対応とか、その他のサービスで役立てられていきそうだ。

けんた

すごいなあ。どこが開発したんですか?

熱血先生

アメリカのAI研究開発機関の「OpenAI」というところが開発したんだよ。

しょうこ

でもチャットGPTが間違えることはないのですか?

熱血先生

チャットGPTが提供してくれる情報は、これまでインターネット上で公開されているいくつもの情報を合成したり、わかりやすくかみ砕いたりして適した情報に作り直してくれているけど、中には間違った情報や不正確な回答、あとは、最新の情報をカバーしていないケースもあるようだ。だから、チャットGPTの返答を参考にするのはいいと思うけど、最終的には自分で正しいか確認する必要はあるね。これまで自分の手作業で検索して得た情報の中にも、誤りがあるケースもあったけど、それと同じことだよ。

けんた

確かにそれは大事ですね。

熱血先生

それから、質問やお願いの内容があいまいだと、的外れな答えが返ってくることもある。これは人間でも同じだね。だから、より的確な対応をしてもらうためには、こちらもより具体的でAIにわかりやすい問いかけが必要になるよ。例えば、単に「おいしいレストランは?」と聞くよりも、「牛肉がおいしいレストランは?」と聞いた方がより的確な答えをもらえそうだ。AIは多くの人に利用されれば利用されるほど、学習能力が高まっていくようだから、「こんな問いかけをすればこんな便利な回答がくる」というアイディアがいろいろインターネットで紹介されているよ。

しょうこ

様々な場面で上手に活用されて、社会に役立つ存在になるといいですね。

熱血先生

そうだね。ただ、注目が集まる一方、自分で考えずにAIに考えさせることができてしまうため、教育現場に悪影響が及ぶおそれも指摘されている。海外では、実際に利用を制限するケースも出ているし、日本でも文部科学省が学校での取扱いについて検討を始めたので、注目していきたいね。

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