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最近話題のメタバースとは?

2021/12/24
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 けんた:最近、「メタバース」という言葉をよく聞きます。どんなものですか?

 熱血先生: オンライン上でつくられた仮想空間のことだよ。メタバースのメタは、英語で「超」を意味する「meta」、そしてバースは「宇宙」の「universe」を示すもので、この2つの言葉を組み合わせた造語だね。

 しょうこ:今、私たちがいる現実の世界とは違う、新たな仮想空間ということですね。

 熱血先生:同じ仮想空間にいる相手と交流できることがメタバースの特徴ともいわれているよ。これまでもゲーム機などを通じて、仮想空間で交流を楽しむ機会は提供されてきたんだけど、従来は、仮想空間を画面上で見ているだけというのが主流だった。でも、「バーチャルリアリティ(VR)」と呼ばれる、仮想空間を現実世界のように見せる技術の進歩によって、仮想空間に自分の分身が入っていって、そこで実際に手足を動かしたり、おしゃべりしたりする感覚を味わえるようになったんだ。分身のことを「アバター」と呼ぶんだけど、仮想空間の中でアバター同士が会話したり、コンサートを楽しんだり、経済活動や生産活動をしたりと、いろいろなことができるようになってきている。

 けんた:なぜ最近メタバースが話題になっているのでしょうか。

 熱血先生:大きなきっかけの1つに、今年10月Facebook社が、社名を「Meta(メタ)」に変更したことがあるね。名前を変えて、新たにメタバース関連のビジネスに一層力を入れていこうという意図があると思うけど、その頃から、様々な企業で関連ビジネスを手掛ける動きが見られるよ。

 しょうこ:それは影響力がありそうですね。

 熱血先生:もともとの大きな流れとしては、新型コロナウイルスの感染防止対策として、外出を控えてステイホームすることが習慣づけられたことも影響している。コロナ禍では、会社に出社しなくてもインターネットを通じて会議に参加したり、お客さんと話をしたりできる「オンライン会議」の仕組みが急速に普及したよね。今のところはお互いがパソコンの画面を通じて、テレビを見るような形式で会議に参加するやり方が一般的だけど、VR技術の進化により、ネット上に構築された空間の中で、アバターが身振り手振りを通じて話をしたりペンを使って文字を書いたりできる。あたかも現実世界のようにリアリティのある会議が開催され、自分もその空間に実際にいるような感覚で参加することができるんだよ。

 けんた:すごいなぁ。仮想空間にたくさんの人が集まってイベントを開催するなどいろいろと楽しくて便利な空間を作り出すことができるなんて、これからもこうした役立つ仕組みは普及していきそうですね。

 熱血先生:そうだね。会社や集会場所など、どこかの場所に出向くために移動したり、人々が集まったりするスペースにかかる費用が削減できる点も、メリットとして挙げられている。VRを体験するためには専用のゴーグルが必要なんだけど、その価格も手ごろになりつつある。ゴーグルはまだ重くて大きいので、人によっては装着に抵抗もある人もいそうだけど、これがもっと手軽なものになれば、さらに普及は進みそうだ。今後も進化が楽しみな分野だよ。でも、その一方で、現在の法律等では対応できないトラブルの発生や仮想空間で生み出したものに対する権利の保護といった課題もあるから、そういったルールづくりの動向にも注目していきたいね。

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