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「ESG」「SDGs」って何?

2021/04/26
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 けんた:父の話によると、「企業も環境や社会貢献などに積極的な姿勢じゃないと、評価されない時代になってきた」とのことです。それはここ最近の流れなのですか?

 熱血先生:そうだね。2021年、アメリカで新大統領として就任したバイデン氏は、環境政策を積極的に進めていくと以前から公言していて、その影響もあって最近は特に環境関連の話に関心が集まっているんだ。だけど、環境や社会貢献が重要であるという話は、少し前から盛り上がりつつあるよ。けんたくんは「ESG」や「SDGs」といった言葉は聞いたことあるかな?

 けんた:何かの頭文字をとった言葉ですね。

 熱血先生:そう、「ESG」は環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭の字を取った言葉だよ。けんたくんのお父さんが言うように、企業が長期的に成長していくためには、この3つの観点が欠かせないという考え方なんだ。2010年くらいからこの考え方が言われ始めて世界的に広まりつつあるよ。

 しょうこ:で環境や社会への貢献、というのはイメージが湧きますが、ガバナンスとは?

 熱血先生:ガバナンスは企業統治と訳されて、企業が法律を遵守し、違反しないような管理体制をつくることで、経営者など一部の人達だけに利益をもたらすのではなく、株主などにとっても最大の利益がもたらされるよう、経営を監視する仕組みのことだよ。この「ESG」は、主に投資家の目線から、その実現に向けて努力をしている企業に投資する、その判断基準として使われていて、この3つの基準から企業を評価して投資先を決める方法を「ESG投資」と呼んでいるんだ。

 けんた:なるほど。

 熱血先生:日本では、大きな資金を運用する投資家の代表的存在として年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)という組織がある。将来、みんながもらう年金の運用を行うところだよ。ここが、2015年に、投資にESGの視点を組み入れることなどを原則として掲げる国連責任投資原則(PRI)に署名している。つまり、ESGの考え方を重視して運用にあたるという意思表明をしたんだ。このことからも「ESG」を考慮しつつ投資する姿勢が広まりつつあることがわかるよね。

 しょうこ:でとても大事なことですね。

 熱血先生:一方、「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略語で、国際連合が掲げた2030年を期限とする17のゴールと169のターゲットのことだよ。2015年9月の国連サミットで採択されたんだ。「ESG」も持続可能な社会を目指して取り組む活動だから似ているんだけど、この「SDGs」は「ESG」の考え方をさらに広くとらえたものという位置けになると思うよ。各国はこの目標に基づき、「地球上の誰一人取り残さない」という誓いのもと、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処するための取り組みなどを進めているんだ。

 けんた:世界で一丸となって協力していけば、よりよい社会となっていきそうですね。

 熱血先生:僕もそう願っているよ。だから、政府や多くの自治体、業界、企業などでは、「ESG」に留まらず、「SDGs」をしっかり達成できるよう、様々な取り組みを進めているところだよ。また、僕たち投資家もそういった企業の取り組みをしっかり見定めて、積極的に投資をすることによって、よりよい社会をつくっていくことにつながるのではないかな。

 しょうこ:で 今後、さらにこの動きは強化されていきそうですね。協力し、期待をしつつ見て行こうと思います。

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