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ガソリン車から電気自動車へ

2020/12/24
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 けんた:父の話によると、東京都は2030年までに都内で販売される新車のすべてを電気自動車とか、ハイブリッド車という、電気を利用する自動車に切り替える目標でいるようですね。

 熱血先生:そのようだね。以前話したように、「電気自動車」はその名の通り、電気を使って走行する自動車だから、ガソリンは必要なくなってくるね。そうすると、世界中で問題になっている地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素の排出も防ぐことができるんだ。ガソリンを燃料として走る新車の販売を止めることを、日本全体では「2030年代の半ばまで」を目標にしているようなんだけど、都としては、これより5年前倒しで進めるみたいだよ。

 しょうこ:地球環境にやさしいなら、利用がもっと進むといいですね。

 熱血先生:電気自動車を普及させる動きは、日本だけではなく世界中でもますます活発になりつつあるね。報道によると、ガソリン車については、イギリスは前に話した時より10年前倒しした「2030年に販売を禁止」、アメリカのカリフォルニア州は「2035年までに販売を禁止する方針」など、日本と比べてより厳しい方針を掲げている国もある。

 けんた:先進国を中心に、ガソリン車の販売禁止を前向きに進めていけば、世界に大きな影響を与えますね。背景は、やはり地球温暖化を食い止めるためですか?

 熱血先生:主な目的としてはそれが大きいよ。この間、ガソリンなどから排出される温室効果ガスを出さない「再生可能エネルギー」のことを話したね。再生可能エネルギーの使用を進め、クリーンエネルギー、つまり環境に優しいエネルギーを普及させる取り組みは、今、世界で「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)として17つ掲げられている項目の1つとされている。この17項目にはクリーンエネルギーに関するもののほか、「貧困をなくそう」や「すべての人に健康と福祉を」など、世界中で取り組むべき課題が提示されているよ。2015年に国際連合で開かれたサミットの中で、世界のリーダーによって、2030年までの長期的な開発の指針として決められた、国際社会共通の目標なんだ。

 しょうこ:電気自動車の普及は、温暖化を防ぐ他にどんなメリットがあるのですか?

 熱血先生:電気自動車そのものは、まだガソリン車より価格が高いんだけど、購入後にかかるお金は安く抑えられるというメリットもあるんだ。というのも、エネルギーを効率よく使う機能は、電気自動車はガソリン車の3倍近くといわれている。さらに、自動車に使う電気は、昼間よりみんなが使わない夜に充電すると、その分金額を安く抑えることができるんだよ。

 けんた:それはうれしいですね。

 熱血先生:あと、安全性という意味では、以前、第5世代移動通信システムの「5G」の話をしたのを覚えているかな?

 しょうこ:5Gは、確かインターネットを使って大量で高速の情報を送信できる新規格ですね。

 熱血先生:将来的には5Gによる通信技術の進歩によって自動運転機能の搭載された自動車の普及も期待されているよ。例えば、先を走る車が急停車した時に、その危険を察知できて事故を防ぐことなどができれば、ドライバーの負担や事故のリスクは大幅に減ると思う。技術の進歩によって、社会問題化している高齢者による事故の不安軽減や、移動手段が限られる地域への新たな選択肢などに繋がるのではないかと思う。

 けんた:素晴らしいですね。もっと技術が進化して、電気自動車が安く手に入るようになってほしいな。

 熱血先生:そうだね。ただ、電気自動車が普及するにはまだ課題もあるよ。例えば長く走るために充電する時間が長くかかること、そして充電するステーションの数がまだまだ少ないことなどがある。もっと時間をかけずに充電できるようになったり、街の至る所で充電ができたりすると、より使いやすくなって普及が進んでいくだろうね。

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