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有価証券報告書とは

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 けんた:最近、ニュースなどで「有価証券報告書」という言葉を聞きますが、何ですか?

 熱血先生:「有価証券報告書」は、株式や債券などを発行している会社についての報告書のことだよ。「有価証券」とは、株式や債券などを指しているんだ。証券取引所に上場している会社や、一定の条件を満たす会社などが、投資家に対して会社の詳しい情報を公表しているもので、金融商品取引法という法律で提出が義務付けられているんだよ。

 けんた:なるほど。どういった内容が書かれているんですか?

 熱血先生:有価証券報告書には、その会社がどんな事業を行っているかや、その業績と今後の見通し、財務状況が詳しく記されているほか、従業員の数や役員の報酬、その会社に出資している大株主の状況など、会社に関わる様々な内容が書かれているんだ。

 しょうこ:内容盛りだくさんなんですね。作るのも大変そう。

 熱血先生:そうだね。でも、一般の人はその有価証券報告書に書いてあることを参考に、その会社を評価し、投資するか否かを考えたりするわけだから、しっかり作らないといけないし、間違いがないよう、慎重に内容を精査して公表する必要があるんだ。

 しょうこ:もし、間違いや嘘があったら、その会社を応援している人たちは困ってしまいますよね。

 熱血先生:その通り。僕たちは実際に会社の中を見ることはできないわけだから、有価証券報告書に書いてある内容は貴重な情報なんだ。もし提出しなかったり、うそ偽りの記載をしたりした場合には、刑罰や上場廃止などの重い責任を負うことになるよ。

 けんた:作るのは大変だと思いますが、正確で公正なものをしっかり作ってほしいですね。ところで、有価証券報告書っていつ作られるんですか?

 熱血先生:事業年度終了後の3カ月以内に内閣総理大臣に提出することが義務付けられているよ。事業年度とは、企業が決算の締めを行う期間の1年間のことを指すよ。その事業年度が終わるごとに作成しているんだ。日本では3月末の場合が多いね。
ちなみに「有価証券報告書」のほかにも、上場会社には、半年ごとの「半期報告書」や3か月ごとの「四半期報告書」などの作成及び公表が義務付けられていて、会社の情報が定期的に公表されるしくみになっているんだよ。

 けんた:有価証券報告書って、僕たちも見ることができるんですか?

 熱血先生:もちろんだよ。一般に公表されているものだから、通常はその会社のホームページで掲載されているよ。また、金融庁が提供している通称エディネット(EDINET)というWEBサイトからも見ることができる。どんなことが書かれているのか、一度見てみるのもいいかもしれないね。

 しょうこ:ネットですぐに検索できるんですね。早速見てみよう!

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