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副業をする人や解禁企業が増加

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 けんた:お父さんの会社では、最近、会社の仕事以外にアルバイトなどをしてもいいことが認められて、実際に始める人がでてきているそうなんですが、今までアルバイトって、会社で働いている人は禁止されていたんですか?

 熱血先生:そうだね。一般的に、勤めている会社の仕事を「本業」とすると、本業以外に収入を得る仕事を「副業」って呼んでいるんだけど、これまでは副業を禁止する会社が圧倒的に多かったんだ。でも今年の1月に国が会社の就業規則の見本となる「モデル就業規則」を改正して、副業などを認める内容に変更したんだよ。
これによって、これから副業などを解禁する会社が増えてくるんじゃないかといわれてるんだ。

 しょうこ:どうして副業が解禁されるようにしたんですか?

 熱血先生:理由としては、社会的にそれを望む声が増えているからといえるね。働く側にとっては、副業ができることで収入を得る機会が増えるというメリットがあるし、社会的な側面から考えると、より柔軟な働き方ができる環境をつくることで、新しい事業や産業を生み出すきっかけとなることなどが期待されているんだ。

 けんた:副業って具体的にどんなことをしてるんだろう。

 熱血先生:それは人によっていろいろだね。資格や趣味を活かした仕事をしたり、最近ではインターネットを使って、仕事などの労力や技術を提供したい人と、それを求めている人とを引き合わせる仕組みも発達してきているんだ。副業の形態も、正社員、パート・アルバイト、自営業主などさまざまだよ。

 しょうこ:副業といってもいろいろあるんですね。

 熱血先生: 副業で収入が得られれば、もちろんその分家計も潤うけど、会社でする仕事以外に自分の才能を生かして、他の人に喜んでもらいたいという動機で挑戦する人も多いみたいだよ。あとは、会社の仕事に関連しない分野でも知り合いができたり、副業をすることで新しい発見をして成長できたりするのが楽しいと言っている人もいるよ。

 けんた:ところで、会社側は従業員が副業をするのをどう考えているのでしょう?

 熱血先生:それも会社によって様々だ。従業員に空き時間を使って働いてもらうことで、少しでも収入アップを図って安心した暮らしをしてもらいたいという思いはあるんだろうね。あとは、副業にも取り組んで人脈を広げたり、スキルアップを図って人間的に成長してもらって、それを本業に生かしてほしいという考えもあるようだよ。実際に「副業を頑張ったからこそ本業でも成績が上がった」という事例もあるみたいだ。

 しょうこ:それは従業員本人も会社もうれしいですね。

 熱血先生:ただ一方で、副業を認めることで労働時間の把握が難しくなって、長時間労働を招くおそれがあるのではないかともいわれている。それによって従業員の健康が損なわれて本業に差し支えてしまっては、会社も困ってしまうよね。

 けんた:確かにそうですね。

 熱血先生:それに、本業と副業の両立をうまく運営するためには、まだまだ課題もある。国としては、副業をする人の保護や、雇用保険や労災保険、社会保険などの制度の公平な在り方を検討していくとしているよ。会社としては、従業員が副業をするとなると会社の機密情報が漏れないようにルールを定めるなど、いろいろと整備が必要だ。従業員としては、本業をおろそかにしないように働く時間や健康の管理をうまくしながら自身が向上できる心掛けが重要だね。あと、副業によって新たに確定申告が必要になる人も出てくるだろうから、税の知識も身に付けておきたいね。

 しょうこ:これからお互いにとってメリットがある仕組みが育っていくといいですね。

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