明快◎けいざいニュース

百貨店などのお店で営業時間短縮の動き

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しょうこ:最近、近所のファミリーレストランが24時間営業をやめたみたいです。他にも深夜営業の時間を短くする店舗が増えているって聞きましたが……。

熱血先生:確かに、ファミリーレストランやファーストフード店、大きなスーパーなど、これまで24時間とか、深夜までお店を開けていたところが営業時間を短縮する動きは出ているみたいだね。百貨店やファッション関係のお店とかも閉店時間を早めたり、定休日を増やしたりするところも増えているようだ。

けんた:それは景気が悪くなっているということなんですか?

熱血先生:景気というよりも、社会構造やライフスタイルの変化によるところが大きいかもしれないね。例えば、インターネットの普及はその一つだ。今は、ネットで書籍や生活用品、洋服などいろんなものが買えるようになったから、実際にお店に足を運んで買い物をする必要性は薄れてきているよね。それにコンビニエンスストアでも食品などの品揃えが豊富になってきたから、わざわざ大型スーパーに足を運ばなくても用事が足りる例も多くなってきた。

しょうこ:確かにそうですね。

熱血先生:あとは、若者の人口が減っているという要素もある。先生が学生や社会人なりたての頃は、ファミリーレストランとかで夜遅くまで仲間とワイワイやっていたこともけっこうあったし、当時はお店の方でもそういう客を取り込もうと、24時間営業する店舗も多かったんだ。でも、今は、自宅にいてもインターネットなどで他の人と交流できるから、夜遅くにお店に集まろうとする人たちが減っているんだ。

けんた:なるほど。

熱血先生:それに、自宅で面白いウェブサイトを見たり、ゲームを楽しんだりする人も増えていて、時間の使い方も多用化している。だから外で夜遅くまで飲食をしたり、買い物をしたりする人の数は昔に比べて減っているんだよね。だから、深夜に光熱費や人件費などの費用をかけて営業しても、お店も期待した売り上げを達成できなくなくなってしまうんだ。

しょうこ:そういう変化があるのですね。

熱血先生:あとは、日本では全体的に働き手が減ってきていて、業種によっては、働く人にかかる仕事の負担が相当重くなってきているというのも大きな要因なんだ。
最近ニュースで、宅配業者が社員の働く時間の短縮に踏み切ったことが話題になっていたよね。さっき、ネットで買い物をする人が増えた話をしたけど、その影響で品物を宅配する量がぐっと増えて、宅配業者では配達員の長時間労働が問題になっていたんだよ。

けんた:配達量が増えて忙しくなっているのに、働く時間を短くしたら余計たいへんになるのではないでしょうか。

熱血先生:配達量が増えたからといって長時間労働を続けていたら配達員の健康が心配だよね。それに、そんな辛い職場では誰も働きたいと思わなくなって、配達員の人たちも辞めたいと考えるようになってしまう。だから、こうした状況は良くないということで、宅配業者では、働く時間を減らして、配達員がきちんと休息する時間をとれるようにしたんだ。

けんた:便利なサービスが出てくる一方で、特定の人だけが大変な思いをするのはいいことではないですよね。

熱血先生:そうだね。そういうこともあって、今日本では長時間労働を見直す動きが出てきているんだ。実際、政府も「働き方改革」として、人々の就業時間を減らし、豊かな生活を送れるような取り組みを進めていて、その具体策の1つが前回取り上げたプレミアムフライデーの推進なんだよ。

しょうこ:心身ともに健康で働き続けるためにも、働く時間や方法について、これからいろいろな改善策がでてくるといいですね。

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