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プレミアムフライデーがスタート

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けんた:金曜日に会社員が早帰りできる「プレミアムフライデー」が始まったようですね。

熱血先生:そうだね。プレミアムフライデーとは、経済産業省や、いくつかの大企業を中心に構成される経団連が旗振り役となって始まった取り組みだよ。月末の金曜日、企業側は従業員に対して、午後3時をめどに仕事を切り上げて早く退社するように後押しする取り組みだね。ちょうど先日の2月24日の金曜日からスタートしたよ。

しょうこ:午後3時かぁ。うちのお父さんもそれくらい早く帰ってきてくれればいいのに。

熱血先生:プレミアムフライデーは始まったばかりだけど、実施を決めた企業は2000社を突破したようだ。これからもっと動きが本格的になれば、しょうこちゃんのお父さんの会社でも導入されるかもしれないよ。

しょうこ:そうなったら嬉しいな。この取組みは、会社で働く人たちが、もっと家族と一緒に過ごす時間を持てるように始まったのですか?

熱血先生:目的の1つとしては、それがあるね。もともと政府は、残業をしたり、働き過ぎたりして健康を損なったり、家族と満足にコミュニケーションをとれなくなったりするようなことがないよう、「働き方改革」という取り組みを進めている。仕事をもっと効率的に進めて残業を減らしたり、出社時間を自由に決めたりできるような体制を整えて、人々に心豊かな生活をしてもらう。そして結果的に国全体を発展させるという狙いだよ。

けんた:プレミアムフライデーも、その働き方改革に沿った動きなのですね。

熱血先生:そういうことだ。あともう1つの大きな目的として、会社員にこれまでより時間的なゆとりを生み出すことで、もっと積極的に消費をしてもらおうという狙いもあるよ。例えば、しょうこちゃんが期待しているように、お父さんが会社から早く帰ってきてくれれば、家族で出かける機会も増えるよね。金曜日の午後から土日を使って、旅行にも行くこともできるしね。

けんた:それはいい考えですね。

熱血先生:この動きに合わせて、サービス業を中心に、家族向けに限らず、若い女性向けなどいろんな企画を打ち出しているんだよ。例えば百貨店では、化粧品メーカーと協力してメイクアップ講座を開催した例もある。あと、旅行会社は金曜日の午後から出発できるツアーを組んだり、スポーツ大会を企画したりするところもあるね。ホテルでも早めにチェックインしたりできるサービスを展開しているみたいだね。

しょうこ:面白そうですね。

熱血先生:プレミアムフライデーは、人々に買い物をたくさんしてもらうことだけではなく、同時に上質な生活をしてもらうのを趣旨とするのも大きなポイントだよ。だから提供される新企画も、単に「安売り」をして消費を促すというだけではなく、何かを学んだり、体験したりできるように工夫されたサービスがいろいろ出ているんだ。飲食店では早帰りした会社員に来てもらえるようにタイムサービスに力を入れているところも多いけど、それだけじゃない。食事をしながら紅茶の入れ方を学ぶというようなユニークな試みもあって、興味深いね。

けんた:新たなサービスが生まれるのはいいことですね。動きが本格化すれば、経済も活発になるのでしょうか?

熱血先生:専門家の見立てでは、プレミアムフライデーは1日あたり、最大で1200億円以上の経済効果を生み出す可能性があると言われている。今後は、この制度を導入する会社が増えて、より多くの社員が制度を上手く使えるような流れになってくれればいいよね。

しょうこ:ぜひそうなって欲しいです。楽しみですね。

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