] 金融経済ナビ:8月11日は「山の日」として国民の祝日に

明快◎けいざいニュース

8月11日は「山の日」として国民の祝日に

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しょうこ:夏休みは終わってしまったけど、今年は家族でたくさん遊べて楽しかったです。

熱血先生:それはよかった。今年2016年からは、8月11日が「山の日」として国民の祝日になったよね。そこをお盆休みとつなげて長くお休みをとる会社員は多かっただろうね。

けんた:どうしてこの日を祝日にすることになったのでしょう?

熱血先生:大きな理由の1つは、経済効果を生み出すことだよ。お休みが増えれば、しょうこちゃんの家のように家族や友達と出掛ける機会が増えるよね。それで消費が活発になれば経済にもいい影響をもたらすからね。

けんた:確かにそうですね。

熱血先生:かつては、「7月20日が海の日」「9月15日が敬老の日」というように、毎年決まった日が国民の祝日になっていたけど、近年は土日とつなげて3連休となるような形で祝日が配置されるようになった。今年の海の日は7月18日の月曜日で3連休だったよね。 8月11日の山の日も、お盆の時期に近づけて長い連休にしやすい配置にしたんじゃないかな。

しょうこ:連休になった方が、1日だけの祝日より経済効果は大きいのでしょうか?

熱血先生:そう思うよ。連休の方が旅行などで遠出をしようという人が増えるからね。その分、交通費や宿泊代など消費する金額も多くなるよ。特に8月の山の日はレジャーシーズンでもあるから、「数千億円規模の経済効果をもたらす」と見る専門家もいるようだ。

しょうこ:私の家族はその時期、おばあちゃんの家に遊びに行ったんですが、やはり山に出かけた人は多いのでしょうね。

熱血先生:そうだね。旅行会社は山の日に合わせて、ガイド付きでハイキングや登山を楽しむツアーを企画したようだ。そうしたツアーはもちろんだけど、それに関連した消費も活発だったようだよ。

けんた:登山用品のお店などですか?

熱血先生:うん。例えばスポーツ店は、登山ウエアやトレッキングシューズの割引セールを実施していたね。ハイキングや登山に出ける人が増えれば、日焼け止めや水筒などの小物を買いたいという人も増えるだろうから、こういう商品を扱うところにも追い風だよね。あと、食品メーカーは、登山の時に簡単に食べられるお菓子や即席めんの販売強化を行うという動きもあったよ。

けんた:出かける人が増えると、いろんな商品に波及するのですね。

熱血先生:ちょっと意外なものでは「登山向けの腕時計の売れ行きが良かった」というニュースも見たよ。

しょうこ:そこまでは考えつきませんでした。

熱血先生:レジャー以外では、百貨店とかも「山の日」にちなんでブドウや枝豆を「山盛り」にして販売するというユニークな取り組みをしていたよ。そうした催し物があると、お店に足を運ぶ人も増えるよね。

けんた:いろいろな業種の会社が工夫をしているのですね。せっかく新しい祝日が生まれたのだから、今年だけでなくこれからもずっと「山の日」が盛り上がっていくといいですね。

熱血先生:本当だね。山登りやハイキングなど、体を動かすことは健康の促進にもつながるし、これからも多くの人がレジャーを楽しむ機会として定着することを期待したいね。

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