明快◎けいざいニュース

2016年夏季オリンピック開催のブラジルと日本の関係

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けんた:いよいよ夏のオリンピックが始まりますね。日本選手を応援しに行きたいけど、さすがにブラジルは遠いなあ。

熱血先生:ブラジルは地球儀で見ると、ちょうど日本の反対側の位置にあるからね。ただ、距離は遠いけど、日本とブラジルには意外と深いつながりがあるんだよ。けんたくんはブラジルというと、どんなイメージがわくかな?

けんた:ブラジルと言えば、「サッカーが強い国」というイメージですね。

熱血先生:そうだね。2年前の2014年の6月には「FIFAワールドカップ・ブラジル大会」が開催されたことでも注目を集めたね。ブラジルではワールドカップ、オリンピックと大きな祭典が続くけど、これに先立って経済も大きく発展したよ。

しょうこ:そういえば、「BRICS」という言葉がありましたね。たしか「ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)」の5つの国の頭文字をとったもので、大きな経済成長が期待される国のことだったような。

熱血先生:その通りだよ、しょうこちゃん。よく覚えていたね。ブラジルは、南米で最も広大な面積を持つ世界最大の農業大国で、砂糖、コーヒー、トウモロコシなど、世界一の輸出額を誇る品目がいくつもある。また、鉱物やエネルギー資源も豊富で、日本には鉄鉱、アルミニウムなど、日本の産業に欠かせない品目を多数輸出しているよ。その一方でハイテク産業が急速に発達した工業国でもあり、中でも航空機産業は有名だ。日本をはじめ世界中の航空会社や企業と取引をしているよ。

しょうこ:日本からは何を輸出しているのですか?

熱血先生:自動車やその部品、エンジンの部品などの加工品が中心だね。ただ、日本とブラジルのつながりは貿易だけに限らないよ。ちょうど去年の2015年、日本とブラジルは「外交関係樹立120周年」を迎えたんだ。いくつかの記念事業も開催されたよ。

けんた:それは知りませんでした。120年なんて、とても長い歴史があるんですね。

熱血先生:ブラジルは日本から移民が行われた主な国の1つなんだけど、ブラジルへの移民船「笠戸丸」が最初に出航したのは1908年だよ。その後、戦前・戦後を合わせて約25万人もの日本人がブラジルに移住したそうだ。今では、かつて移住した日本人の6世も誕生していて、ブラジルには160万人を擁する世界最大の日系社会ができている。また、ブラジルには日系ブラジル人が多く住んでいることもあって、日本文化を紹介するお祭りなどが盛んだそうだよ。特に、毎年7月にサンパウロ市で開催される「日本祭り」は、3日間で18万人もが集まる世界最大規模の日本イベントとして有名らしい。

しょうこ:遠くの国で日本のお祭りがあるなんてワクワクしますね。

熱血先生:一方、日本でも、ブラジルで有名なサンバカーニバルが、いろいろな場所で行われているよ。特に、東京都の浅草で実施される「浅草サンバカーニバル」は30年以上続いているけど、毎年すごい熱気だよね。

けんた:僕も見に行ったことがあります。

熱血先生:。群馬県の大泉町などは、「ブラジルタウン」があることで有名だけど、町の人口の約1割がブラジル人で、ブラジル人商店街などもあるんだよ。群馬県の他にも全国にはブラジルの姉妹都市となっている自治体が57もあるんだ。

しょうこ:そういえば夏のオリンピックも、ブラジルの次は日本がバトンタッチするんですよね。オリンピックだけでなく、ブラジルという国にも注目して見ていこうと思います。

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