明快◎けいざいニュース

4月から様々なものが値上げに

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けんた:大好きなアイスキャンディーが4月から値上げになって、ちょっとがっかりです。

熱血先生:本当だね。先生が学生の時から食べていたロングセラー商品の「ガリガリ君」を含め、いくつかの商品が値上げになるね。ただ、先生はこれまで値上げをせずに頑張ってくれたこと自体がすごいと思うよ。ガリガリ君は平成28年4月から、60円(税抜き)から10円アップの70円になったけど、それまでは25年間もの間ずっと60円で販売されていたからね。

しょうこ:25年間! 私たちが生まれる前からずっと同じ価格なんですね。

熱血先生:そうだよ。初めは50円だったんだけど、それが発売10年後に60円になって、今回は2度目の値上げだよ。話によると、「当たり」が表示される木のアイススティックは3年前と比べ仕入れ価格が90%高くなったほか、果汁は40%、物流費は10%上昇したようだ。それに人手不足で人件費も膨らんで、ついに値上げに踏み切ったようだね。

けんた:そう聞くと値上げも仕方ない気がしますね。

熱血先生:あと、値上げで目立つものとしては食塩もある。これも、一部の商品が24年ぶりに値上げになるよ。例えば食卓塩という商品は、68円が91円(税抜)になる。割合で見ると、ガリガリ君は約17%、食卓塩は約35%の上昇だ。

けんた:やはり食塩も、材料を輸入する際の費用がかかるようになったからですか?

熱血先生:そういうことだね。もともと食塩は「専売制度」といって、たばこやお酒などと同様に、生産や流通、販売までが政府の管理下に置かれていたんだよ。それで長い間、価格が変わらずにいた。

けんた:専売制度?

熱血先生:うん。1つの商品を、様々な会社が販売するようになると価格競争が生まれて値段がどんどん安くなる動きが出てくるよね。それを、販売先を専売に、つまり専売公社という1つの組織に任せて販売をさせることによって価格競争を防いだのさ。そうすることで国が一定の税収入を得たり、品質や安全を保障したりという狙いがあったんだよ。かなり昔から使われてきた制度で、主に塩やたばこなど原価が安い生活必需品が、専売の対象とされてきたね。

しょうこ:そうなんですね。

熱血先生:ただ、塩にしてもたばこにしても、もう専売制度の形はとられていないんだ。明治時代から続いた塩専売制度は1997年に廃止され、現在は「塩事業法」という新たな法律のもと、原則的に自由に販売されるようになっているよ。自由化されてからずいぶん経っているけど、今回の食塩の値上げの背景には、こうした変化もあるんだよね。

けんた:なるほど。

熱血先生:ほかの食品ではコーヒーやカップスープ、トマトソースも値上がりしたようだね。

しょうこ:食品以外で値上がりしたものもあるのですか?

熱血先生:生活に深く関係する部分では、年金の保険料や医療費の一部も値上げになったよ。自営業者などが加入する国民年金では、保険料が600円以上上昇したね。医療費の値上げで身近なものというと、薬局で薬を買う際に「おくすり手帳」という、これまで処方された薬の記録が記載される手帳を持っていかないと、少し金額が高くなってしまうという改訂がなされたよ。これまで先生は、おくすり手帳のことはあまり気にしていなかったけど、これからは少し意識していこうと思っている。

しょうこ:確かにそうですね。

熱血先生:あとは交通関係では軽自動車税、そして首都高速道路の上限料金の引き上げもあるね。高速道路は今回の料金体系の改定で、短距離の利用者にはお得だけど、長距離の利用者には負担が大きくなってしまうことになる。このほか話題になっているものでは、東京ディズニーリゾートの料金値上げもあるね。大人1日券の場合、500円値上がりして7400円になってしまったよ。

けんた:食品や、生活に関連したものが値上げになると、ちょっと困りますね。値上がりしなければよいのに。

熱血先生:でも、物価が上がることは経済の成長にとって重要なんだ。物価が上がると企業の利益が増えて、そこで働く人の給料が増えて、さらに消費が増える好循環が期待できるよ。だから、アベノミクスでも、デフレを克服して日本経済が元気を取り戻すために物価の2%の上昇を目標として掲げているんだ、ものの値段が上がっても、その分僕たちのお給料が上がってくれればいいわけだから、早く景気がよくなってくれるのを期待しているよ。

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