明快◎けいざいニュース

ジュニアNISAが2016年からスタート

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けんた: 昨日うちの両親が、僕のNISA口座を作るかどうかの話をしてましたが、それはどういうことでしょう?

熱血先生:2016年から「ジュニアNISA」がスタートして、けんたくんたちも専用口座を持てるようになったんだよ。口座開設手続きは1月からで、実際に取引できるようになるのは4月からだね。NISAは少額投資非課税制度のことだけど、前にその話をしたのを覚えているかな?

けんた:はい。年間100万円までの投資が、5年間非課税になる制度ですよね。両親も使っているみたいです。

熱血先生:それがNISAだね。それで今回、そのジュニア版が運用されることになったんだ。

しょうこ:ジュニア版? それが私達中学生を対象にしてるのですね。

熱血先生:そうだよ。2014年から始まったNISAは、対象は20歳以上 とされている。これに、もっと若い世代の0歳~19歳を対象としたジュニアNISAが加わることになったんだ。

けんた:ジュニアNISAは通常のNISAと、対象年齢以外に違いはあるのですか?

熱血先生:まずは年間に投資できる金額だね。通常のNISAは、これまでは非課税で投資できる年間の投資額は100万円までだったけど、2016年からは120万円に拡大されるよ。一方のジュニアの方は年間80万円までになる。

けんた:なるほど。

熱血先生:あと、通常のNISAは、いつでも好きな時に資金を引き出しできるけど、ジュニアNISAでは、対象となる人、つまり口座の名義になっている人が18歳になるまで は引き出しができないんだ。対象年齢に加えて、年間の投資限度額、引き出しの要件、この3つが両者の大きな違いだね。

しょうこ:それにしても、80万円なんて持っていないし……。私は始められないな。

熱血先生:ジュニアNISAのポイントは、子供たちの資産形成の手助けが目的となっている点なんだ。父母や祖父母が、将来の子供のために贈与した資金で投資を行うことが想定されて作られた制度だよ。

しょうこ:そういうことなのですね。

熱血先生:だから、制度の趣旨に合うように、資金の引き出しも18歳までは原則できないことになっている。一旦は将来の子供のために投資を始めたけれど、途中で引き出して別の目的で使うことができない仕組みだよ。

けんた:そうか、その点は注意しないといけませんね。

熱血先生:もちろん、どうしてもお金が必要な場合は18歳以前でも引き出しはできるけど、その場合は投資の利益が出ていても、非課税ではなくなってしまう。だから、始める時点でしっかりと資金計画を立てる必要があるね。

しょうこ:おじいちゃんたちから資金をもらっても、そんな大金の運用、私にはとてもできないです。

熱血先生:それは大丈夫。ジュニアNISAは、口座の名義はしょうこちゃんたち子供の名前で作るけど、口座の運用や管理は父母や祖父母が行うことになっているよ。

しょうこ:安心しました。ところで、実際に運用が始まったらどんな影響があるのでしょう?

熱血先生:2014年からNISAがスタートして以来、投資に関心を持つ人は増えつつあると思うけど、今後はさらに拡大していくんじゃないかな。例えば祖父母から孫世代に教育資金として資金を贈与して、有効に使っていこうという動きももっと出てくるだろうしね。

けんた:経済全体にもいい影響をもたらすといいですね。それにしても、資金を援助してもらうからには、僕たちもしっかり勉強して期待に応えないといけないなあ……。

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