明快◎けいざいニュース

マイナンバー制度の運用が2016年から開始

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しょうこ:「‘マイナンバー’を知らせる通知がそろそろ届くのでは?」と、お母さんがそわそわしています。それはどんなものなのでしょう?

熱血先生:マイナンバーとは、外国人を含めて、日本に住民票があるすべての人に割り振られる12ケタの番号のことだよ。2016年1月から「マイナンバー制度」として運用されることになっていて、それに先立って一人ひとりに、その人が何番なのかを知らせる通知が順次届くことになっているよ。

けんた:じゃあ、僕たちも割り振られるのですね! その番号は何に使うのでしょう?

熱血先生:マイナンバーの正式名は「社会保障・税番号制度」っていうんだけど、簡単に言うなら、社会保障を受けたり、税金を払ったりする時に本人確認をするための番号ってことだね。

けんた:本人確認?

熱血先生:例えば、僕たちが定年になってからもらう年金は、それぞれが納めた保険料などによって金額が違ってくる。だから、いざ年金を支給する時は、支払う相手を取り違えないようしっかり本人確認を行う必要があるんだよ。でも、同姓同名の人がいたり、住所が似ていたりするケースも多いから、正確に確認するのはかなり大変な作業なんだ。こうした時に、それぞれの人に与えられた12ケタの番号で見分けていくと間違いを防ぎやすくなるんだよ。

しょうこ:確かにそうですね。

熱血先生:年金だけじゃなくて、加入している健康保険からの給付や、行政サービスを受ける時、そして所得金額を把握したり税金を納めたりする時の本人確認など広く利用されることになるとされているね。

けんた:メリットは大きいのでしょうか?

熱血先生:そう思うよ。年金などの社会保障の提供時に間違いがあったり、権利を持たない人が不正に提供を受けたりすることが多くなると、制度そのものへの信頼が薄らいでしまう。これを防いでいく取り組みは大事なことだよね。それに、制度を提供する側も受ける側も、本人確認の作業などにかかる手間が省けて効率化が図れるのもいいことだしね。これまでは様々な書類提出を求められていた場面でも、簡単な手続きだけで済むことになるよ。

けんた:経済にとってはどんな効果があるのでしょう?

熱血先生:足元では、企業などが従業員や顧客などのマイナンバーを入力して管理するシステムを作ったり、運営したりする会社などの需要が高まり、売り上げが上がりそうだと見られているね。あとは、マイナンバーは大切な個人情報だから、情報が盗み出されないようにセキュリティを提供する会社などの役割も大きくなると考えられている。

しょうこ:なるほど。こうした会社の活躍が期待できますね。

熱血先生:マイナンバーはこれからいろいろな場面で役立てられていくと思うから、運用に関わる会社とかは幅広く広がっていくと思うな。新しいサービスが生まれたり、新商品が出たりする可能性も膨らむってことだよ。それに、これまで様々な事務作業等に追われていた労力も大幅に削減できるから、その分、将来に役に立つものを作り出すことに時間を割けるメリットもあるよね。

しょうこ:それはいいことですね。

熱血先生:ただ残念なことに、最近は制度を利用した詐欺とかが増えているほか、個人情報の流出を心配して、マイナンバー制度に不安感を持っている人も少なくないよ。だから、こうした不安要素に対しては、しっかり対策が講じられることも重要だよね。

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