明快◎けいざいニュース

10月から値上げされるいろいろなもの

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しょうこ:最近「食品の値段が上がりはじめた」って、お母さんが困っていました…。

熱血先生:たしかに、先生も値上がりは実感しているよ。というのも、この10月から牛乳や豆腐、だし調味料などの値段が上がったんだ。ちなみにパンやマヨネーズなどはすでにこの夏から値上がりしているよ。

けんた:どうしてそんなに値上がりしているんですか?

熱血先生:それは食料品の原料価格が値上がりしているからなんだ。牛乳の場合、牛の餌となる穀物の価格が、新興国での需要の増加や、生産国での自然災害による不作などで値上がりしたことが原因のひとつとなっているようだね。
あとは、牛が食べる餌の大半が海外から輸入されているため、円安になった分、高い値段で輸入しなければならなくなった。穀物価格の上昇に円安の影響が加わって、価格上昇につながっているんだよ。

しょうこ:そういえば、2012年の年末から為替相場が円安に進んでいますね。

熱血先生:パンの原料となっている小麦なども、ほとんどが輸入に頼っている。小麦については、国は輸入してから製粉会社などに販売する価格を10月から再び上げると発表しているよ。

しょうこ:小麦はいろいろなものの材料になっているので、値上げになると大変ですね。

熱血先生:本当だね。小麦はパンやハンバーガー、うどんなどの材料だよね。今後、こうした身近な食品の値段が上がることも考えられるよ。

けんた:全部ぼくの好きなものばかりだ。困ったなあ。

熱血先生:この10月は、食品以外にも値上げになったものがいくつかあるよ。先生は自動車通勤をしているけど、自動車保険の保険料も高くなった。将来もらう厚生年金の保険料も引き上げられたしね。この背景には少子高齢化が関係しているんだ。

しょうこ:私のお父さんもその話をしていました。

熱血先生:ほかに生活に必要なものでは、電気やガスの料金も値上げ傾向にあるよ。東日本大震災による事故で原子力発電所を停止して以降、日本は原子力発電によらないエネルギーを使わなくてはならなくなったね。そのため、価格の高い燃料の輸入に頼らざるを得ない状況にある。その分費用がかかるうえに、円安により輸入価格も上がっているのが影響しているよ。

けんた:こんなにいろいろなものが値上がりして、生活が苦しくなったりしないのかな?

熱血先生:そういう心配は確かにあるけど、モノの値段が上がれば、それを提供する企業に入るお金も増えるわけだから、それがみんなのお父さんお母さんのお給料にきちんと反映されるように、今、政府は対策を進めているよ。それに、働いている人たちの給料が上がれば、値上がりにも対応できるからね。
何より、モノの値段が上がることが、以前「アベノミクス」で説明した〝デフレからの脱却”に向けた第一歩ともいえるんだ。デフレを抜け出して、経済が活気づいて、日本経済にいい影響をもたらしてくれると期待されているんだ。

しょうこ:決して暗い話ばかりではないんですね。

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