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2014年から少額投資非課税制度(NISA)がスタート

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しょうこ:先日新聞に「NISA」という言葉が載っていました。NISAって何ですか?

熱血先生:NISA(ニーサ)というのは「少額投資非課税制度」のことだよ。来年1月以後、株式や株式投資信託等の配当金や売却益には20%の税金がかかる。でも、NISAを利用して、専用の口座をつくると年100万円の投資まで、配当金や売却益に税金がかからない(=非課税)優遇を受けられるんだよ。

しょうこ:それはとてもお得ですね。

熱血先生:うん、先生も早速口座を作ろうと思っているよ。

けんた:非課税になるのは、この先ずっとなのですか?

熱血先生:今のところ、期限はあるよ。少し複雑だけど、まずNISAの制度のことを説明しておこう。NISAの口座は、20歳以上で国内に住む人なら、証券会社や銀行で誰でも開設できるんだ。でも、口座を作れるのは1人1口座までと決まっている。

けんた:ということは、1人1口座、100万円までの投資が非課税ということですね?

熱血先生:うん、確かに口座は1口座までなんだけど、2014年から2023年までの10年間、年間100万円まで投資の非課税枠を受けることができる仕組みだよ。

けんた:じゃあ1人あたり、10年間で合計1,000万円まで非課税投資ができるんですね。

熱血先生:その通り。でも、ある年における「非課税投資総額」は、最大500万円(年間100万円×5年)までなので、非課税扱いになる期間についても話しておくよ。NISAの非課税期間は5年間とされている。例えば、2014年にNISAで投資した場合、5年後の2018年末に非課税の期間はいったん切れるんだ。ただし、2023年までの間であれば、非課税期間が満了した翌年1月1日に非課税枠を新たに設定したうえ100万円の範囲で投資分を移し、さらにそこから5年間非課税扱いを延長することができるんだ。

しょうこ:では、2014年に投資した資金は、最大何年まで非課税の扱いが続くのですか?

熱血先生:2014年に投資した分は、2018年末に非課税の期限が満了となる際に2019年の非課税枠を新たに設定したうえ、100万円の範囲で移し、2023年末まで非課税の扱いが受けられる。

けんた:また、最後に投資できるのは2023年だから、最長では2027年末まで非課税の扱いを受けられるということか…。

熱血先生:そうなるね。ちなみにNISAの口座開設の受付が始まるのは、今年2013年の10月からのようだ。

けんた:NISAのデメリットってあるのですか?

熱血先生:株式や株式投資信託等の配当金や売却益に税金がかからない代わりに、NISAの口座で発生した損失はないものとされるんだ。売買で損失が発生しても他の上場株式等の配当金や売買益等との損益通算ができない点はデメリットとして注意しておくべきだね。

しょうこ:投資する金融商品は十分に検討して選択する必要があるということですね。ところで、NISAの制度に興味を持っている人は多いのかしら?

熱血先生:利益が出た部分に税金がかからないわけだから、これを機会に投資を始めようという人が増えるかもしれないね。

しょうこ:確かにそうですよね。

熱血先生:それから、いったんある金融機関でNISAの口座を作ると、その後4年間は他の金融機関ではNISAの口座は作れないことになっている。だから、銀行や証券会社では、多くの投資家に自社で口座を作ってもらうために、いろいろなサービスを提供する動きが出てきそうだよ。すでに今も、セミナーやPR活動が展開されているね。
また制度設計に携わった金融庁も、今後も投資家の意見を聞きながら、もっと使いやすくなるよう工夫をしていくみたいだよ。

けんた:これからどんな動きがあるのか、楽しみですね。

<NISAの詳しい内容については特設サイトへ>
http://www.jsda.or.jp/sonaeru/oshirase/syogakutoshi.html

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