明快◎けいざいニュース

証券取引所の役割

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けんた:来年2013年から、新しい証券取引所がスタートすると聞きました。

熱血先生: そうだね2013年1月から、現在の東京証券取引所と大阪証券取引所が経営統合して「日本取引所グループ」が新たにスタートするよ。

しょうこ:証券取引所というのは、どんなことをしているのでしょうか?

熱血先生:例えばAという会社の株式が売買される場合、「A株を買いたい」という人と「A株を売りたい」という人がいてはじめて取引が成立するよね。でも、しょうこちゃんがたとえば「A株を買いたい」と思った時に、A株を売ってくれる人を自分で見つけられるかな?

しょうこ:自分では難しいと思います…。

熱血先生:そうだね。そこで、取引がスムーズに行われるための役割を担うのが証券取引所なんだよ。証券取引所には、株式を「買いたい」「売りたい」という多くの注文が集まってくるようになっている。そのため、取引が成立しやすくなるんだよ。

けんた:そういうことなのですね。

熱血先生:それから、自分で取引相手を見つけたとしてもその株式をいくらで売買すればいいのか決めるのは難しいよね。でも、売買に大勢の人が参加するようになると、株式市場全体でその株式がいくらで売買されるのがふさわしいのか、適正な価格がつきやすくなるよ。

しょうこ:では、実際に注文を出す時はどうするのですか?

熱血先生:株式の売買は証券取引所で行われるのだけど、投資家はまず証券会社に対して注文を出すことになっているよ。証券会社に口座を持っている人であれば、お店で直接注文したり、電話やインターネットを使って「A株を100株買いたい」などの注文を出すことができる。

けんた:投資家は証券取引所に直接注文を出すわけではないのですね。

熱血先生:そうだね。投資家の注文は証券会社経由で証券取引所に集められるんだ。証券取引所で取引が成立すると、その情報も証券取引所のコンピュータを通じて、証券会社に報告される。投資家は証券会社から取引成立の報告を受けるんだ。
また、証券取引所では、取引が適正に行われているかを監視する役割もある。取引所内のマーケットセンターでは、証券取引所の職員が不正な取引がないかをいつもチェックしているよ。

しょうこ:なるほど、よくわかりました。

熱血先生:証券取引所で取引できるのは、証券取引所が規定する基準を満たしていて、取引所で売買取引が認められた企業の株式が対象だよ。取引所で株式の売買取引が認められることを「上場する」と言う。2012年12月現在では、東京証券取引所には約2300社、大阪証券取引所には約1600社の企業が株式を上場しているんだけれど、2013年7月をめどに株式の売買取引については東京証券取引所に統合されることになっているんだ

けんた:世界の中でどれくらいの大きさになるのでしょうか。

熱血先生:株式市場がどれだけ大きいかを見るのに「時価総額」が使われるんだけど、時価総額とは、企業が発行している株式の数に、その企業の株価をかけた金額のことだよ。新たにスタートする日本取引所グループでは、上場企業の時価総額の合計で見ると、世界で第4位になるようだ。

しょうこ:大きな市場になるのですね。

けんた:すごいですね。新年から株式などの取引が活発になって、日本経済も停滞から抜け出せるといいですね。

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