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日本でも格安航空会社が登場

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けんた:「昨日、お父さんが夜行バス並みの値段で飛行機に乗れた」と喜んでいたのですが、先生、そんな安い飛行機って、あるんですか?

熱血先生:格安航空会社(LCC:(Low-Cost Carrier)の飛行機ことだね。2012年の3月から、全日本空輸(全日空)などが出資して設立した格安航空会社の就航が始まったんだよ。今のところ、関西国際空港(大阪府)を拠点に、札幌、福岡、ソウルなどを結んで飛んでいるよ。

しょうこ:夜行バス並みっていくらくらいなんですか?

けんた:大阪から福岡までの一番安い価格では4,000円もいかないみたいだよ。

熱血先生:そうだね、日本の大手航空会社の運賃の半額以下くらいの水準みたいだね。

しょうこ:すごい! でも、どうしてそんなに安くできるのかしら?

熱血先生:今までの航空会社では、機内の飲み物や機内食が無料の場合が多かったよね。それに、大きな荷物を預けたり、座席を指定するサービスも無料で行っていた。でも、格安航空会社の飛行機は、機内食や飲み物、荷物を預けるのもすべて有料なんだ。それから、音楽を聴く設備や、ひざ掛けなどもないようだよ。機内の座席数も多くしているから、その分狭くなってしまうようだね。

けんた:なるほど。いろいろなサービスが有料になったり、なくなるのは残念だけど、「その分運賃が安い方がいい」という人もきっといますよね。

熱血先生:受けるサービスとそれに見合った運賃をどうするか、利用者が好きなように選択できる幅が広がるのはいいことだよね。

しょうこ:関東では、格安運賃の飛行機は利用できないのですか?

熱血先生:今年の8月から、成田空港からも格安運賃の飛行機が就航する予定だよ。やはり全日空が出資して、3月に就航した会社とは違う格安航空会社が運営するみたいだ。そのほか、年末までには日本航空が出資する格安航空会社の飛行機の運行も始まるようだ。

けんた:では、今年中に日本で新しく3つの格安航空会社が生まれることになりますね。

熱血先生:そうだね。この3月に就航した格安航空会社は、今のところ国内やお隣の韓国の運行にとどまるけれど、海外の格安航空会社ではすでに国際線を運行している会社が相次いでいるよ。

けんた:これからは国内線だけでなく、国際線でも格安運賃で運行する飛行機が増えるかもしれませんね。

熱血先生:うん。そうなると利用者の選択肢はますます拡がるね。格安運賃の飛行機の利用者が増えれば、これまで高い運賃だった航空会社は、いろいろ工夫しないと利用されなくなるかもしれない。「運賃をもっと安くしよう」と、航空会社同士で価格引き下げ競争も激しくなるかもしれないな。

しょうこ:運賃が安くなるのは、利用者にとっては嬉しいニュースですね。

熱血先生:もちろんだ。でも、運賃を安くしたいあまりにコストを削り過ぎて、安全管理がおろそかにならないように気をつけて欲しいと思うよ。

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