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学校での積極的なICT活用

2020/03/25
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 しょうこ:今日は朝からお父さんが家で仕事をしていました。コロナウイルス対策で、しばらくの間テレワークをするそうです。

 けんた:テレワークって何?電話(telephone)で仕事することですか?

 熱血先生:テレワークは「tele(遠く、離れた所)」と「work(働く)」の造語なんだ。場所にとらわれない働き方のことだよ。テレワークにより会社から離れた場所でも働けるんだ。

 けんた:会社にいなくても仕事ができるのは便利ですね。でも、会社に置いてある資料が必要な場合や、会議などたくさんの人達が一緒に話をする場合はどうしているんですか?

 熱血先生:そこで欠かせないのが、情報通信技術、ICT(Information and Communication Technology)だよ。ICTを活用することで、例えば、自宅で会社のパソコンを操作できたり、離れた場所にいる人達同士で会議をしたりすることが可能なんだ。テレワークで全ての業務を行えるとは限らないけれど、自宅で仕事をする「在宅勤務」や、会社以外の施設で仕事をする「サテライトオフィス勤務」を実施できるようになるよ。

 しょうこ:このテレワークのしくみは学校でも使うことができそうですね。今回のコロナウイルス対策では、臨時休校になったところが多く、学校に行きたくても行けなくなっています。でもICTを使えば、自宅など離れた場所からでも授業を受けることができるのではないでしょうか。

 熱血先生:いいところに気が付いたね。一部の学校ではすでにICTを活用して「遠隔授業」を行っているよ。実は、文部科学省では2015年度から、学校教育の場などで遠隔授業の実証実験を進めていたんだ。2018年度には、高知県土佐町や熊本県高森町など、全国6地区を対象に実験を進めていたよ。きっと、離島や山村に住む生徒も様々な授業を受けられるようにすることが目的だったと思う。

 しょうこ:以前からそんな取組みがあったんですね。知りませんでした。

 熱血先生:この取組みによって、「遠隔授業」の活用が進められているよ。生徒が自宅からパソコンやスマートフォン、タブレット端末で先生が授業をする映像を見ながら学習できたり、離れた学校同士を繋いで合同授業や体験学習ができたりするんだ。実際に昨年は、福島第一原子力発電所事故で被災した福島県の富岡町、浪江町、葛尾村にある小学校4校で、テレビ会議システムを使って、遠隔で合同授業を行ったんだよ。

 けんた:へぇ~他の学校の人たちと遠隔で授業を受けるなんて興味深いですね。色々な意見が聞ける良い機会になりそう。

 しょうこ:他にも、病気や不登校などで学校に行きたくてもいけない人もいるでしょうし、登校して授業を受ける以外の方法が充実していると心強いですよね。

 熱血先生:そうだね。今の段階では生徒全員にインターネット環境や映像を受信できるタブレット端末などが整備されていないので、遠隔授業を行うことができる学校は少ないけれど、5G(第5世代移動通信システム)の登場で、高速大容量の通信ネットワークなどが整備されてくるともっと多くの学校にICTを活用した授業が広がっていくことを期待できそうだね。

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