明快◎けいざいニュース

個人向け復興債

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けんた:このあいだテレビで「個人向け復興債」のCMが流れていたんですが、どんな債券なんだろう?

熱血先生:「個人向け復興債」は国債の一種だよ。国債って何だか覚えているかい?

しょうこ:はい、国が投資家からお金を借りた証として発行している債券のことです。

熱血先生:そうだね。これまで国が個人向けに発行していた国債は、「個人向け国債」という名前がつけられていて、集めたお金は公共施設や、年金、医療費など、幅広い用途で使われていた。一方2011年の12月から募集された個人向けの債券は、「個人向け復興債」と名付けられ、借りたお金の使い道は東日本大震災被災地の復旧・復興費に絞られているのが特徴だよ。

けんた:自分の出したお金が被災地のために役立てられるのなら、関心を持つ人は多いだろうなあ。

熱血先生:そうだね。国では、復興にかかる予算は2011年度から5年間で19兆円くらい必要だと見込んでいるんだ。

しょうこ:19兆円! 金額が大きすぎてよくわからないわ・・・。

熱血先生:先生もだよ。国は復興の費用をまかなうために、2011年度中に復興債を11兆5500億円発行する予定なんだ。

けんた:ところで、前に「債券は投資家にお金を借りる借用書のようなもの」と教えてもらいましたが、国債を買った人はいつお金を返してもらえるんですか?

熱血先生:個人向け復興債は、満期、つまりお金を返してもらうまでの期間が3年、5年、10年の3つに分かれているんだ。3年のものを買うと、3年後に戻ってくることになるね。

けんた:なるほど。じゃあ、国はお金を出してくれた人に返すお金はどうやって準備するんですか?

熱血先生:けんたくんやしょうこちゃんのご両親ように働いている人たちが納める税金などからだよ。じつは今年の11月の末に、東日本大震災の復興にかかる費用をまかなう法律が国会で成立して、所得税という税金がこれから25年間、増えることになっているんだ。

しょうこ:うわあ。25年ということは、私たちが大人になってもらうお給料にも影響してきますね。

熱血先生:そうだよ。それから税金以外にも、政府は資産として持っている株式を売って返済の資金を確保するんだよ。

けんた:税金が増えるのはうれしくない話だけど、日本全体が早く復興できるようにみんなで協力して応援しないといけませんね。

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