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寄付型クラウドファンディングに注目!

2019/11/26
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 けんた:以前、先生にクラウドファンディング(2017.02.02掲載)のお話を伺いましたね。
先日ニュースで見たのですが、那覇市の首里城も、火災による再建費用を集めるためにクラウドファンディングが役立てられたと聞きました。那覇市によると、募集が始まってから、わずか2日あまりで当初目標額として設定した1億円が集まったそうです。

 熱血先生:うん。私もそのニュースを見て、喜ばしく思ったよ。

 しょうこ:クラウドファンディングは、何かプロジェクトを起こそうと考えた人が、インターネットで不特定多数からお金を集める方法ですよね。確か、前回教えてもらった時は、当時話題になった映画の制作費用を集めるために活用されたことを覚えています。

 熱血先生:おさらいすると、クラウドファンディングには、寄付型、購入型と投資型の3種類があったよね。寄付型は原則返礼品がなく、あくまでも名前の通り寄付という形をとる。一方で支援先から写真や手紙をもらえる場合もあり、それを楽しみに行う人も多いよ。購入型は、あるプロジェクトに対してそれを支援した人が、その返礼品としてプロジェクトに関連した商品やサービスを受取る形だよ。そして投資型は、事業が成功すれば、配当金など金銭的な還元が得られる形だよ。

 けんた:今回の首里城への支援は寄付型ですね。

 熱血先生:うん。今回は那覇市がクラウドファンディングを使った「ふるさと納税(2014.09.01掲載)」によって、支援金を募集したんだよ。

 しょうこ:インターネットの力はすごいですね。

 熱血先生:そうだね。寄付の形はいろいろあるけど、寄付を募る人にとっては、ネットによってより多くの人々に呼び掛けることができるのが大きなメリットだね。また、特に購入型や投資型で、何かのプロジェクトのためにお金を集める場合は、達成状況によってあらかじめ人気度を計ることができる利点もあると考えられているよ。そのプロジェクトや商品、サービスなどが市場で公開される前に、成功の感触や、どのくらい売れるかの予想がしやすくなるんだ。

 しょうこ:なるほど。

 熱血先生:寄付を行う人にとっても、パソコンやスマートフォンを使って手軽に寄付を実行できるのは良いことだよね。

 しょうこ:確かにそうですね。

 熱血先生:最近は、寄付型でも購入型でも、クラウドファンディングでお金を集める専用のウェブサイトが複数存在していて、支援したい人が対象を選びやすくなっているよ。一般にはプロジェクトの内容が細かく説明されているから、支援したい人は、自分のお金がどのように使われるのかがわかりやすいね。

 けんた:はい、自分のお金が支援につながるのがいいですね。

 熱血先生:あと、寄付型の場合、案件によっては寄付をした人は「寄付金控除」を受けて税制優遇を受けられることもあるよ。

 しょうこ:それはいいことですね。

 熱血先生:ただ、残念ながら、海外に目を向けてみると、クラウドファンディングを悪用した詐欺事件が起きたこともあるんだ。これはクラウドファンディングに限った話ではないけど、集まったお金が、実際は別に用途に使われていたなんてことに巻き込まれないように注意する必要があるね。

 けんた:どうすればそのような被害に遭わないのでしょうか。

 熱血先生:クラウドファンディングでは支援先の活動状況を確認することができるので、支援する前によく案件の詳細を確認するのはもちろんのこと、支援後も活動状況を注視していくことが重要だよ。

 しょうこ:たくさんの人達の大事なお金を集めるわけだから、きちんと本来の目的のために使ってほしいなぁ。あと、寄付する側もお金を出して終わりではなくて、その先も見守っていくことが大切なんですね。

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