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2020年から本格普及が見込まれる5G(第5世代移動通信システム)とは?

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 けんた:最近、いろいろなところで「5G(ファイブジー)」という言葉をよく聞きます。どんなものなのでしょう?

 熱血先生:「5G」のGというのは、Generationの略で、日本語でいうと「5世代」という意味だね。何が5世代かというと、スマートフォンをはじめとする携帯端末などの通信システムのバージョンのことを指すよ。正式には「第5世代移動通信システム」というんだ。
移動しながら通話ができる携帯電話が普及し始めたのが1980年代なんだけど、それ以来、通信システムはおよそ10年ごとに進化している。現在日本で主に使われているのは4Gで、5G は、東京五輪が開催される2020年から本格的に使われ始めると予定されているね。

 しょうこ:4Gから5Gに進化すると、何が変わるんですか?

 熱血先生:通信速度が更に早くなり、大量のデータを同時に送れるようになるみたいだよ。5Gの実効速度は 4Gの約100倍になると言われていて、話によると2時間の映画がわずか3秒でダウンロードできるようになるそうなんだ。あと、5Gの大きな特徴は、同時に大量の端末に対してデータを送信できることなんだ。 これも1平方キロ当たり、100万台の機器に接続できるようだ。

 けんた:すごい数字で、なんだか実感がわかないですね……。

 熱血先生:そうかもしれない。でもゆくゆくは、車や家電製品など、生活の中で使われているあらゆるモノがインターネットにつながる時代が来るとされていて、5Gの普及によりそれが実現できることになるんだよ。

 けんた:そういえば、以前「IoT(モノのインターネット化)」について教えてもらいましたね。そのシステムと関わり合っているのですね。

 熱血先生:そういうことだ。来年2020年の東京五輪では、5Gを活用したサービスの提供が予定されているよ。例えば、スタジアムに集まる利用者のスマホに向けて、リアルタイムで選手のプレーの再生ができたり、様々な角度からの映像情報を見ることができたりするサービスだよ。

 しょうこ:それは楽しみですね。

 熱血先生:また、近年、自動車の自動運転機能の発達によって、交通事故を減らすことが期待されているけど、5Gの普及でこれにも貢献できるようになるよ。そのほか、医師が患者から離れているところにいてもロボットなどを操作して治療行為ができる「遠隔治療」ということも実現可能になる。緊急対応できるようになれば救える命も増えるだろうし、患者さんが病院に出掛けずに治療行為を受けることができれば、病院で長時間診療を待つという状況も改善されていくだろうね。

 けんた:様々なことが便利になるのですね。でも、反対に問題とされることもあるのでしょうか?

 熱血先生:未知の世界だから何とも言えないけど、当面のハードルとしては、期待されているように順調に普及が進むかという点だよね。あとは、今もインターネットを使う際は、サイバー攻撃等に注意する必要があるけれど、5Gの普及に伴って、様々な端末に接続されるようになれば、そうしたリスクが更に高まりかねないから、一層警戒していかなければいけないね。

 しょうこ:新しい技術が発展していく段階では、いろいろ予想していないことも起こりそうですね。そうした問題をクリアしながら、人々の役に立つように発展していってほしいです。

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