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最近人気のサブスクリプションサービスとは?

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 けんた:最近、「1カ月使い放題で料金は1万円」というような形式で、商品やサービスそのものを直接購入するのではなく、利用したい時だけ料金を支払って使用できるサービスが増えているみたいですね。

 熱血先生:確かにそうだね。僕もいろいろ利用しているよ。スポーツクラブとか、音楽や動画、映画の配信サービスとか。「1カ月使い放題で●●円」というように定額制の仕組みを使って展開されるサービスのことを、「サブスクリプションサービス」って呼んでいるよ。ここ数年、急激にいろいろなジャンルのものが出てきているね。

 しょうこ:サブスクリプションってどういう意味なんですか?

 熱血先生:「サブスクリプション(subscription)」はもともと、英語で雑誌の「定期購読」とか「予約購読」という意味だったんだけど、最近はもっと広い意味で捉えられるようになって、サービスも多岐にわたっている。例えば、定額で洋服やブランドのバックを毎月決まった点数分レンタル利用できるというものから、家電の使い放題といった、これまでなかったタイプのものもたくさん登場しているよ。

 けんた:最近そういうのが流行り出したのには、何か理由があるのでしょうか?

 熱血先生:サービス自体は昔からあったものなんだけど、若い人を中心に「物を買って所有し続けるのではなく、お金を払って一定期間だけ利用する」という考え方が浸透しつつあることが挙げられると思うよ。
わかりやすいのが車かな。昔は自分の車を持つことが目標の人も多くて、わざわざローンを組んで購入したりすることもあったけど、今の若い人たちには「必要な時に必要な時間だけ乗れればいい」という考え方が広がっていて、購入しなくなっているようだね。その時々で車種を変えることもできるから、気分も変わっていいみたいだよ。そんなこともあってか、最近では、大手の自動車会社もサブスクリプションサービスに乗り出してきているよ。

 しょうこ:確かに洋服とか、おこづかいの金額で買える範囲は限られているけど、この定額サービスを使えば、いろいろな種類の服を着ることができて楽しそうです。似たようなサービスの「レンタル」とはどう違うのでしょうか?

 熱血先生:レンタルは特定の”商品・サービス”に対して代金を支払うが、サブスクリプションは”一定期間貸し出す”ことに代金を支払うんだ。毎月定額を支払う音楽配信サービスを例にすると、利用のたびに代金を支払うレンタルとは違い、月額1,000円ほどで聴き放題のサービスは、何曲も聴く音楽好きにとっては一曲当たりのコストが安くなるのでかなりお得なサービスになんだ。
利用する消費者の立場からすれば、毎月定額の料金を払えばいいのだから、お金の使い過ぎを防げるし、予算を立てやすいというメリットがある。あとはお試しで気軽にサービスを使うことができるのもメリットの一つだね。

 けんた:確かにそうですね。

 熱血先生:サービスを提供する企業の方にもメリットは多いよ。定額の利用料を毎月受け取れるから安定した利益の確保ができるし、収入の見通しがつけやすくなる。利用者も獲得しやすいし。あとは、品物を「一回売ってしまって終わり」というサービスだと、その利用者との関係はそれっきりになってしまうケースが多いと思うけど、定額制だと通常は会員登録をするから、利用者(会員)との関係は途絶えず、新たなサービスを提供することもできるよね。利用者のデータを集めることもできて、そのビッグデータを新商品や新サービスの開発に役立てることも可能だよ。

 しょうこ:お互いにとってメリットは多いのですね。

 熱血先生:ただ、気をつけなくてはいけない点もある。まず利用者にとっては、サービスを解約しない限り、使っていなくても定額の利用料を支払わなくてはいけないんだ。いたずらにお金を消費することにならないようにしないといけないね。また企業側も、利用者が気軽にサービスを利用することができる半面、飽きた時は気軽に解約されてしまったり、定額の利用料の範囲を超えてサービスを提供しなければならない可能性があったりすることを念頭に置かないといけないよ。だから企業側も利益が上がるように、顧客ニーズとサービスの利用条件との兼ね合いに気を付ける必要があるんだよ。

 けんた:よくわかりました。これからもどんなサービスが登場するのか、楽しみに見ていきます。

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