ホーム明快◎けいざいニュース> 関税とはどんなもの?

明快◎けいざいニュース

関税とはどんなもの?

イメージ

 しょうこ:最近、テレビで「アメリカが中国に対して追加関税を発動する」といったニュースを見ました。関税というのも税金の一種なのですか?

 熱血先生:そうだよ。関税とは、海外から商品を輸入する際にかかる税金のことだよ。

 けんた:その税金って、誰がどこに納めるんですか?

 熱血先生:海外から商品を輸入する人や輸入業者が、輸入をする国の税関に納めることになっているよ。日本の業者がアメリカから牛肉を輸入した場合は、日本の税関に税金を支払わなくてはいけないんだ。

 けんた:つまり、日本の人が海外から輸入した商品には関税という税金がかかって、それは日本の税収になるということですね。

 しょうこ:うちではお父さんがインターネットで海外の商品をよく購入していますが、この場合も関税はかかっているのですか?

 熱血先生:かかっているよ。輸入商品への関税は、どこの国からどんな商品をいくらでどのくらい買ったかによってルールやパターンがあるんだ。通常、海外から輸入された商品を配送する業者などが一旦日本の税関に税金を納めて、その税金分はお父さんの代金支払い時などに請求する手順をとるよ。僕たちが商品を買う時に、消費税を払うような手順だと考えると分かりやすいかな? それから、海外からの商品を買う場合は、消費税と関税の両方を負担することになるよ。

 しょうこ:どうして関税をかけるのですか?

 熱血先生:例えば僕たちが食べている牛肉は、日本で生産したものより海外で生産したものの方が価格が安い場合が多いんだ。もし仮に、日本国内の人たちがみんな海外の安い牛肉ばかりを買うようになったらどうなるかな?

 けんた:そうなったら、日本で牛肉を生産している人たちは困ってしまいますね。

 熱血先生:そうだね。だから、日本で牛肉を生産する人たち、つまり国内の産業を守るために、海外から輸入される牛肉に税金をかけて国内産のものと極端に金額に違いが出ないよう、その差を縮めているんだよ。他の輸入品についても同じ仕組みになっているよ。

 けんた:ということは、関税がなければ牛肉はもっと安く買えるっていうことですよね。僕は少しでも安い牛肉を買いたいし、消費者にとっては関税が無い方が良いような気もするなぁ。

 熱血先生:そういう意見もあるね。輸入業者は関税を国に納めるけど、その分は商品の価格に上乗せされるのが普通だからね。けんたくんがアメリカの牛肉を買う場合、本来の価格より関税の分だけ高く買うことになっているんだ。

 けんた:国内の産業を守るだけでなく、消費者への影響も考えてほしいです。

 熱血先生: 関税については、国内産業を守る意味で必要という意見がある一方、撤廃してもっと自由に貿易をしようという意見もあるんだよ。経済がグローバル化する中でこれからどのような政策が必要か見ていかなければならないね。

 しょうこ:だんだんイメージが湧いてきました。今、盛んに報道されている関税をめぐるアメリカと中国の動向や行方にも注目したいと思います。

イメージ