明快◎けいざいニュース

株主総会

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しょうこ:お父さんが「決算は終わったけれど、今度は株主総会の準備で忙しい」って、話してました。

熱血先生:株主総会は、法律で会社の決算が終わってから3カ月以内に開かなくちゃいけないことになっている。前回、「日本は3月末に決算をする会社が多い」っていう話をしたよね。その3カ月後の6月末には、たくさんの会社が株主総会を開くんだ。株主総会に出席できる「株主」というのは、その会社の発行している株式を一定以上持っている人たちのことだよ。

けんた:株主総会では、どんなことをするのですか?

熱血先生:株主総会では、会社の社長や経営に関わる取締役などが、集まった株主の前で会社の決算の内容や経営方針などを報告するんだよ。このほかにも、会社にとって大事なことを決めたりする。

けんた:会社にとって大事なことって何ですか?

熱血先生:例えば「会社の取締役になる人は、この人でいいですか?」とか、会社からの提案(議案)を株主に発表して、賛成か反対か意見を聞くんだよ。ほかにも、決算の結果をもとに利益の一部を配当金として株主に配分する方針を立て、「配分の割合はこれでいいですか?」とか、「取締役の報酬の金額はこれでいいですか」などという提案もあるんだ。

けんた:会社のことって、社長が勝手に決められるわけじゃないんですね。

しょうこ:でも株主総会に出席できない株主の意見はどうなるんですか?

熱血先生:そういう場合は、事前に郵送やインターネットで、提案に対して賛成か反対か投票することができるんだ。株主総会当日は、事前に投票してもらった分も含めて計算し、決められるんだよ。

しょうこ:みんなで真剣に考えて決めるのはいいことですよね!

熱血先生:そうだね。そういえば、先月開催されたある会社の株主総会で、出席した株主から「配当金を東日本大震災の義援金にまわして欲しい」という意見が出たという記事を読んだよ。

けんた:義援金にするのはいい考えですね。

熱血先生:先生もそう思う。今まで会社は、利益のうちできるだけ多くを株主に還元できるよう取り組んできた。でも、東日本大震災以降は利益の一部を復興支援にまわすなど、会社の社会的責任を果たそうという考えも出てきている。義援金を出す分、株主への配当金は減ってしまうかもしれないけど、この方針に賛成してくれる株主は多いと思うよ。

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