明快◎けいざいニュース

決算発表

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しょうこ:ここのところ、ずっとお父さんの帰りが遅くて理由を聞いたら「決算発表の準備で忙しいんだよ」って言うんです。決算発表ってどんなことをするのですか?

熱血先生:決算っていうのは、会社で1年間にどれだけ売り上げがあって、売り上げを出すためにどれだけお金を使ったかをきちんと計算して、最終的に利益がいくらあったかを計算することだよ。特にしょうこちゃんのお父さんの会社のように、証券取引所に株式を上場している会社は、決算の数字を計算した後、これを正確に公表しなければならないんだ。

けんた:いつもこの時期にやるんですか?

熱血先生:決算をする1年間を事業年度というのだけれど、何月から何月までにするのかは会社ごとに決まっていて、必ずこの時期じゃなければいけないってわけじゃないんだよ。でも、4月を始まりにして、3月を終わりの時期にする「3月決算」の会社が多いね。学校でも4月に新学期を迎えて3月に終業式や卒業式をするけれど、日本では「4月に新しい事業年度をスタートして、3月にその年度が終了する」というサイクルが根づいているね。

しょうこ:なるほど。

熱血先生:3月決算の会社は、3月末に終了してから、だいだい4月中旬から5月中旬にかけて決算発表をしているんだ。

しょうこ:だからお父さんは、あんなに忙しそうだったんですね。

熱血先生:決算発表をした後、さらに株主総会も開く必要がある。株主総会で会社に投資してくれている株主から、決算の内容がこれでよいか承認を得なくちゃいけないんだよ。

けんた:なんだか大変そうですね。

熱血先生:1年間通しての内容を発表するのを本決算と言うんだけど、実はそれ以外にも3カ月ごとに途中経過を発表しなくちゃならないルールもあるんだ。

しょうこ:じゃあ、1年に4回も決算発表をするんですね。

熱血先生:投資者はこの決算の内容を見て、その会社に投資をするべきかどうかを決めたりするから、できるだけスピーディにやらなくちゃいけないんだよ。また、決算の内容によっては会社の株価が上がったり下がったりするから、間違いがあったりしてはいけないんだ。

けんた:今回の東日本大震災は、会社の決算にも影響を与えたのですか?

熱血先生:そうだね。東北や関東にある会社は、工場が壊れて生産がストップしたり、倉庫も被害にあって製品を出荷できなくなったりして、今回の決算で多くの損失を出してしまった会社も多くあったようだ。 被害にあった会社と取引をしている会社にも影響が出ているんだよ。

けんた:日本全体が早く立ち直るといいですね。

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