明快◎けいざいニュース

2010年を振り返る

~日本では大手企業の経営破たんや初のペイオフ発動、実質「ゼロ金利政策」復活など。

円高進行が悪影響となった企業が多いが、新興国向けの売り上げは好調

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しょうこ:昨日、お父さんがボーナスをもらってきたけれど、ぜんぜん増えてなくてショックだったみたい・・・。景気ってまだ悪いのかなあ。

熱血先生:なかなか気前よくってわけにはいかないようだね。日本の経済も2010年はいろいろあったけど、円高・ドル安が進行したのが経済には重荷だったと思うよ。日本は夏以降、急激に円高に進んで10月には1ドル80円までいったんだ。これは15年半ぶりの水準だね。

けんた:大きな会社や銀行が破たんしたニュースもありましたよね?

熱血先生:年初には日本を代表する航空会社の日本航空が経営破たんして、次いで秋には日本振興銀行の破たんも話題になったね。日本振興銀行の破たんでは、日本で初めて「ペイオフ」というのが発動されたんだよ。ペイオフの発動で、この銀行にお金を預けていた人のうち、1,000万円以上預けていた人のお金が一部戻ってこないことになりそうなんだ。

しょうこ:うわあ。それは大変だ。

熱血先生:それから預金といえば、日本銀行が10月に実質「ゼロ金利政策」を4年ぶりに行ったニュースもある。これまでも日本はずっと1%を下回る金利で、銀行にお金を預けてもほんの少ししか利息がつかない状態が長く続いていた。でもこの政策で、よりいっそう利息がつかない状態になるね。

けんた:預金に利息がつかないと、お金がふえないから経済には良くないことなのでは?

熱血先生:確かに預金者にはうれしくないことだけど、お金を借りる立場から考えると、利息が少ないほうがお金を借りやすくなってうれしいんだよ。だから、企業がお金をどんどん借りて設備投資をしたり、個人もローンを組んでマイホームを買ったりという動きが出ることが期待されている。

しょうこ:そうやってお金を使う人が増えると、景気が良くなるってことなんですね。

熱血先生:そうだね。日本の国内では、まだ全体的に「積極的にお金を使おう」という動きが活発でない様子だけど、おとなりの中国とか、インドとか「新興国」と呼ばれる国々は経済が活気づいているみたいだ。だから今、日本では、そういう経済の勢いのある国に製品を売ることで売り上げを伸ばしている会社が増えているよ。

けんた:元気な国のエネルギーをもらって’11年は日本ももっと頑張って欲しいですね。

熱血先生:本当だね。将来の景気を先読みするという株価指数も年末にかけて急回復してきたよ。少しずつでも経済が活気づくよう、期待したいね。

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